その目的は
父の85歳の生年祝い なのであった。
しかし兄によると
父は数日前から入院しているらしく
その日は一時帰宅して兄ファミリー宅で
身内だけのお祝いすることになっていた。
ぐっちは前夜遅くに沖縄入りしたので
翌日、父の病室を訪れた。
父は七年も顔を見せなかった
ぐっちの親不孝を
責めることもなく
よく来たねと喜んでくれた。💧
父の病状については
兄から何も聞かされていなかったので
いつものアレ かなあ…と思っていたら
やはりそのようだった。
今までも父は何度か入院したが
検査をしても
特に異常が見つからない。
おそらく精神的なものだろうと
いうことなのだが
本人は本当に不調を感じているかもしれないので
何とも言えない。
40代未婚でフラフラと漂っている
ぐっちの存在も
気がかりのひとつだろう。
それは一旦置いといて。⤵
その日は夕方、兄嫁が父を迎えに
行くことになっていたのだが…
まさかのドタキャン?💦
ぐっちから知らせを受けた兄嫁も
予定どおり迎えに行ったのだが
無理矢理連れ出すわけにもいかず
その夜は
ぐっちの歓迎会となった。
いろいろあって直前まで
開催自体が危ぶまれていたので
兄、姉ファミリーと
会えただけでも良しとしよう。
ちなみに父は迎えに来た兄嫁に
「また違う日にするねぇ〜?」と弱々しく
言ったらしいが兄嫁は
「もうやらない!(゚Д゚)クワッ 」と
返したそうである。
※沖縄には、12年に1度巡って来る生まれた
干支の年を生まれ年といって、祝う慣わしが ある。
この祝いを「生年祝い」、方言で「トゥシビー」という。